登省(読み)トウショウ

デジタル大辞泉 「登省」の意味・読み・例文・類語

とう‐しょう〔‐シヤウ〕【登省】

[名](スル)
内閣各省に出勤すること。
式部省試験を受けること。
後江相公―の時」〈十訓抄・四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「登省」の意味・読み・例文・類語

とう‐しょう ‥シャウ【登省】

〘名〙
① 式部省の試験(省試)を受けること。平安中期以後は、特に、擬文章生(ぎもんじょうしょう)文章生となるために省試を受けることをいう。また、擬文章生になるための寮試を含める場合もある。
西宮記(969頃)一五「亦被宣旨登省
② 内閣の各省に出勤すること。
江戸から東京へ(1922)〈矢田挿雲〉八「山県公に刺を通じ応接所で公の登省(トウシャウ)を待って居たが」

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