白人神社(読み)しらひとじんじや

日本歴史地名大系 「白人神社」の解説

白人神社
しらひとじんじや

[現在地名]穴吹町口山 宮内

口山くちやまの南部、穴吹川に臨む宮内みやうち集落の南東部にある。旧村社。現在は伊弉冉神・瓊瓊杵尊・天照大神・豊秋津姫命・崇徳天皇・源為朝を祀るが、「阿波志」は「其主源為朝」と記す。文化九年(一八一二)の通夜堂再建勧進帳(社蔵)によれば、崇徳天皇を中に、源為朝とその父為義を配祀していた。白人明神由来(続徴古雑抄)や明治時代の白人神社由緒宝物調査書(社蔵)などには次のような伝承が載る。保元の乱に敗れて伊豆大島(現東京都大島町)に流された源為朝は、同じく讃岐国に流された崇徳上皇を追慕して密かに讃岐国に渡り、導かれて白人明神を祀る当地に至った。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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