白峰神宮(読み)しらみねじんぐう

精選版 日本国語大辞典 「白峰神宮」の意味・読み・例文・類語

しらみね‐じんぐう【白峰神宮】

京都市上京区飛鳥井町にある神社。旧官幣大社祭神崇徳天皇淳仁天皇明治元年一八六八明治天皇が讚岐国白峰(香川県坂出市)の崇徳天皇の御陵(白峰陵)を現在地に移して創建し、白峰宮と称した。同六年淳仁天皇を合祀。昭和一五年(一九四〇)現在名に改称

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デジタル大辞泉 「白峰神宮」の意味・読み・例文・類語

しらみね‐じんぐう【白峰神宮】

京都市上京区にある神社。旧官幣大社。祭神は崇徳天皇淳仁天皇。初め、讃岐さぬきの白峰にびょうを創建、白峰大権現と称したが、明治元年(1868)現在地へ遷座した。白峰宮。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「白峰神宮」の意味・わかりやすい解説

白峰神宮
しらみねじんぐう

京都市上京区今出川堀川東入ルに鎮座。崇徳(すとく)天皇、淳仁(じゅんにん)天皇を祀(まつ)る。崇徳天皇(在位1123~41)は保元(ほうげん)の乱(1156)のあと讃岐(さぬき)国に遷(うつ)り、その地で崩御御廟(びょう)を白峰権現(ごんげん)と称していた。1866年(慶応2)孝明(こうめい)天皇はそれを京都へ遷座しようとしたが果たさず、68年(明治1)明治天皇がそれを果たして、白峰宮と称し、のち官幣中社とし、73年(明治6)淡路島森山陵より淳仁天皇の霊を迎えて合祀(ごうし)した。1940年(昭和15)官幣大社に昇格、白峰神宮と改称した。例祭4月14日(淳仁天皇祭)、9月21日(崇徳天皇祭)。

[鎌田純一]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「白峰神宮」の意味・わかりやすい解説

白峰神宮
しらみねじんぐう

京都市上京区に鎮座する元官幣大社。崇徳天皇,淳仁天皇を祀る。例祭4月 14日,9月 21日。

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