白帝(読み)ハクテイ

デジタル大辞泉 「白帝」の意味・読み・例文・類語

はく‐てい【白帝】

五行説で、白を西・秋にあてるところから》西方の神。秋をつかさどる神。また、異称

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精選版 日本国語大辞典 「白帝」の意味・読み・例文・類語

はく‐てい【白帝】

  1. 天帝一つ。西方をつかさどる神。また、秋をつかさどる天帝。秋の神。転じて、秋の異称。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「於是赤帝之史、倚席於白帝秋」(出典菅家文草(900頃)一・八月十五夜、厳閤尚書、授後漢書畢)
    2. [その他の文献]〔史記‐高祖紀〕

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普及版 字通 「白帝」の読み・字形・画数・意味

【白帝】はくてい

西の帝。

字通「白」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の白帝の言及

【白帝城】より

…中国,四川省の東,湖北省界に近い地名。王莽(おうもう)のとき,この地の井戸から白竜の出るのを見,公孫述(?‐36)が漢の土徳をつぐと称して白帝を名のり,城を築いたのが始まりという。三国蜀の劉備は,呉を討つためみずから遠征したが,敗れて白帝城に退き名を永安と改め,この地で没した。…

※「白帝」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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