白帳汗国(読み)はくちょうかんこく(その他表記)Bai-zhang hanguo; Pai-chang han-kuo

精選版 日本国語大辞典 「白帳汗国」の意味・読み・例文・類語

はくちょう‐かんこくハクチャウ‥【白帳汗国】

  1. キプチャク汗国を構成した王国一つバツの兄オルダがアラル海北岸、ウラル川以東の地に建設。この汗国の王が一四世紀末キプチャク汗の位についたが、一六世紀初め滅亡。

はくちょう‐ハンこくハクチャウ‥【白帳汗国】

  1. はくちょうかんこく(白帳汗国)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「白帳汗国」の意味・わかりやすい解説

白帳汗国
はくちょうかんこく
Bai-zhang hanguo; Pai-chang han-kuo

13世紀なかばにシルダリア下流に興ったモンゴル・トルコ諸種族の国家。アク・オルダともいう。チンギス・ハンの長子ジョチ (朮赤)所領東部をなす。キプチャク・ハン国と絶えず戦い,14世紀末にチムール (帖木児)に滅ぼされた。 15世紀にこの地方に大オルダ,ノガヤ・オルダ,ウズベク,カシム,クリムカザンシビルなどの諸汗国が形成された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む