白散(読み)ビャクサン

デジタル大辞泉 「白散」の意味・読み・例文・類語

びゃく‐さん【白散】

新しい年の健康を祈って、屠蘇とそ酒などとともに元日に服用する散薬白朮びゃくじゅつ桔梗ききょう細辛さいしんなどを刻み、等分に調合したもの。

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精選版 日本国語大辞典 「白散」の意味・読み・例文・類語

びゃく‐さん【白散】

  1. 〘 名詞 〙 新しい年の健康を祈って、屠蘇酒などとともに元日に服用した散薬。白朮(びゃくじゅつ)桔梗細辛を等分に調合したもの。《 季語新年
    1. [初出の実例]「元日御薬〈中宮准此〉白散一剤」(出典延喜式(927)三七)

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