白柄組(読み)シラツカグミ

デジタル大辞泉 「白柄組」の意味・読み・例文・類語

しらつか‐ぐみ【白柄組】

江戸前期、用いる刀を白柄にするなど、好んで変わった姿をした旗本奴はたもとやっこ集団の俗称。水野十郎左衛門盟主として江戸市中を横行していたが、貞享3年(1686)に幕府により処断された。

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精選版 日本国語大辞典 「白柄組」の意味・読み・例文・類語

しらつか‐ぐみ【白柄組】

江戸初期の旗本奴(はたもとやっこ)一団の俗称。刀の柄や下げ緒白紐を用い、異装を好み、江戸市中を横行したが、寛文四年(一六六四)幕府に処断された。しらつか。
※歌舞伎・浮世柄比翼稲妻(鞘当)(1823)大詰「いま吉原に隠れなき白柄組(シラツカグミ)寺西閑心

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