白柄(読み)シラツカ

デジタル大辞泉 「白柄」の意味・読み・例文・類語

しら‐つか【白柄】

白糸または白い鮫皮さめがわを巻いた刀の柄。また、その刀。しろつか。

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精選版 日本国語大辞典 「白柄」の意味・読み・例文・類語

しら‐つか【白柄】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 白糸、または白鮫皮(さめがわ)で巻いた刀の柄。また、その刀、脇差(わきざし)。しろつか。
    1. [初出の実例]「白柄(シラツカ)脇指がおいてもらいたい」(出典浮世草子世間胸算用(1692)三)
  2. [ 2 ]しらつかぐみ(白柄組)」の略。
    1. [初出の実例]「長兵衛に白柄反りは合かねる」(出典:雑俳・柳多留‐一三二(1834))

しろ‐つか【白柄】

  1. 〘 名詞 〙しらつか(白柄)[ 一 ]
    1. [初出の実例]「蚊は妖魔の本体をあらはし、手に白欛(シロツカ)の剣を振って、切破らんとあせれども」(出典:宝の山(1891)〈川上眉山〉五)

しら‐え【白柄】

  1. 〘 名詞 〙 白木の柄。木地のままで何も塗ってない刀などの柄。また、白糸などで巻いた柄。
    1. [初出の実例]「黒糸威(くろいとおどし)腹巻に、しら柄(え)の長刀くきみじかにとり」(出典:平家物語(13C前)一)

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