白翎島(読み)はくれいとう(英語表記)Paengnyǒng-do

改訂新版 世界大百科事典 「白翎島」の意味・わかりやすい解説

白翎島 (はくれいとう)
Paengnyǒng-do

朝鮮半島の中西部長山串(ちようざんかん)の南方海上の島。人口6776(1980)。韓国領に属し,朝鮮民主主義人民共和国に対する海上前線基地となっている。面積45.2km2大部分は林野であるが,田畑合わせて1000余haあり,住民の多くは農業によって生活している。かつては流配地として利用されたこともある。最高点184mの低平な丘陵性地形をなし,海岸線は波食崖など断崖連なり,特に西部,南部奇岩景勝地が多い。周囲はイシモチの好漁場である。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「白翎島」の意味・わかりやすい解説

白翎島
はくれいとう / ペクリョント

黄海(朝鮮半島では西海とよぶ)に浮かび、北朝鮮の黄海南道長渕(ちょうえん)半島南方にある島。島は大東湾の外洋にある大青群島に属し、東西11キロメートル、南北7.4キロメートル、面積約47平方キロメートル。最高点は北にある185メートルの山である。東端の小湾は避難港として使用されている。島は行政的には黄海南道甕津(おうしん)郡に属していたが、朝鮮戦争後、休戦協定により韓国(大韓民国)の管轄下になった。

[魚 塘]

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