百武彗星(読み)ヒャクタケスイセイ(その他表記)Comet Hyakutake

デジタル大辞泉 「百武彗星」の意味・読み・例文・類語

ひゃくたけ‐すいせい【百武×彗星】

平成8年(1996)1月、日本百武裕司発見した彗星。同年3月に地球に最接近し、見かけの尾の長さが100度近くに達する20世紀有数の大彗星になった。公転周期は約11万4千年。彗星からのX線放射の発見、太陽探査機ユリシーズによる尾の通過という二つの大きな科学的成果が挙がったことで知られる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「百武彗星」の意味・わかりやすい解説

百武彗星
ひゃくたけすいせい
Comet Hyakutake

1996年1月に発見された長周期彗星。発見者はアマチュア天文家の百武裕司。 1996年3月 25日,地球からの距離約 1530万 kmと最接近した。このときの明るさは0等級,ハレー彗星の 2.5倍で,大型彗星の地球接近としては,1760年以降最大級のものであった。前回の接近は約 8000年前,次回は約1万 4000年後と計算されている。

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