百衲(読み)ひゃくのう

精選版 日本国語大辞典 「百衲」の意味・読み・例文・類語

ひゃく‐のう‥ナフ【百衲・百納】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「びゃくのう」とも ) 種々の布切れをつづり合わせた僧衣衲衣。百衲衣。
    1. [初出の実例]「衣愛百納、日貴一食」(出典性霊集‐七(835頃)僧寿勢入先師忌日料物願文)
    2. [その他の文献]〔法照‐送無著禅師帰新羅詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「百衲」の読み・字形・画数・意味

【百衲】ひやくのう(なふ)

多くの布をつづり合わせる。僧衣。唐・白居易〔戯れに処士・清禅師に贈る〕詩 三盃、嵬峩(くわいが)として、るるの客 百衲、頭陀(づた)(袋)、に任せるの

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