デジタル大辞泉 「益荒男振り」の意味・読み・例文・類語 ますらお‐ぶり〔ますらを‐〕【▽益▽荒▽男振り/丈=夫▽風】 男性的でおおらかな歌風。賀茂真淵かものまぶちらの歌人たちが和歌の理想と考え、万葉集の歌の中にこれが見いだされると説いたもの。古今集以後の「たおやめぶり」に対していう。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「益荒男振り」の意味・読み・例文・類語 ますらお‐ぶりますらを‥【益荒男振・丈夫風】 〘 名詞 〙 万葉集に見られるような男性的なおおらかな歌風。賀茂真淵が「爾比末奈妣」で「大和国は丈夫国にして古へは女もますらをにならへり、故(かれ)万葉集の歌はますらをの手ぶり也」といったのにより、真淵およびその一門の歌人達が理想とした。[初出の実例]「県居の翁の常にいはれけるは、藤原・奈良のみかどの頃の歌は丈夫ぶりなり」(出典:歌がたり(1808)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例