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盧草拙 ろ・そうせつ

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朝日日本歴史人物事典の解説

盧草拙

没年:享保14.9.9(1729.10.1)
生年:延宝3.4.27(1675.5.21)
江戸中期の天文学者。長崎の文化人。盧氏の祖は盧君玉といい,明国福建の人で慶長17(1612)年初めて長崎に渡来した。官許を得て有馬領の貿易港口之津の女性毛呂と結婚し庄左衛門を生んだが,のち故国に帰った。庄左衛門の子を盧草碩という。草碩は天文を小林義信(樋口謙貞)に学び,医術に優れ鎖国時代における本草学の祖といわれる。この草碩の子が草拙である。草拙は読書を好み,諸学を学び博覧強記と称されたが,特に天文に名がある。天文は小林義信の高弟関庄三郎に学び,西洋天文学の知識も受け入れていたことは細井広沢の『測量秘言』からもうかがい知ることができる。享保4(1719)年西川如見と共に天文御用につき江戸に召され諮問に答えている。草拙の子を盧千里といい,『長崎先民伝』の著がある。

(内田正男)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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