目を側める(読み)メヲソバメル

デジタル大辞泉 「目を側める」の意味・読み・例文・類語

そば・める

憎しみや恐れのために正視できず横目で見る。
二人は逸早く―・めて紳士風采を視たり」〈紅葉金色夜叉

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精選版 日本国語大辞典 「目を側める」の意味・読み・例文・類語

め【目】 を そばめる

  1. 憎悪畏怖(いふ)のためにまともに見ることができないで目をわきに向ける。横目で見る。うとんじてみる。目をそばだてる。
    1. [初出の実例]「東西に楼を構へて高く内裏に臨む。南面の門をは便ち以て櫓(やくら)と為(す)。人士側(めヲソハメ)て稍く不臣の譏有り」(出典:続日本紀‐宝亀八年(777)九月丙寅(谷森本訓))

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