目名神社(読み)めなじんじや

日本歴史地名大系 「目名神社」の解説

目名神社
めなじんじや

[現在地名]東通村目名 小田ノ坂

目名の東に位置する。祭神は大日貴尊で、旧郷社。明治初年まで大日堂と称したが、廃仏毀釈により大日如来像を田名部たなぶ(現むつ市)円通えんつう寺に移し、旧来相殿としていた天照皇大神を祀り、現社名に改めた(新撰陸奥国誌)。慶安三年(一六五〇)再建の棟札があったというが、当時すでに焼失。相殿に熊野宮があり、慶長一〇年(一六〇五)の棟札が残っていたという(同書)。当社の前身については、神明宮で古名は熊野宮とする説(明治神社志料)などもあり、一定しない。

宝暦(一七五一―六四)の頃の御領分社堂に大日堂と熊野宮がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android