人材マネジメント用語集 「目的別人事考課」の解説
目的別人事考課
・従来の考課は、全般的な業務活動をひとつの人事考課(ツール)で評価することが多かったが、個々の目的別の業務などに焦点を当てて評価を行うことが近年増えてきている。
・日常業務とは別に特別編成されたプロジェクトなどの評価を別立てで実施するなどもひとつの例である。
・また日常の業務も、考課結果の反映先との兼ね合いで人事考課を区分して実施することも増えてきている。例えば、半期の売上・利益を(業績)賞与にダイレクトに反映させるために、昇降格・昇降給を評価するものと別に人事考課を実施するケースもある。
・目的別人事考課を実施すると、評価の目的がはっきりするため、評価基準も明らかにしやすく、納得性の高い人事考課を実現できる。一方で、目的別に評価基準やツールが増えることとなり、煩雑な作業が増える、あるいは、評価者・被評価者ともに、頭の切り替えが必要になる等のデメリットもある。
出典 (株)アクティブアンドカンパニー人材マネジメント用語集について 情報