精選版 日本国語大辞典 「目覚」の意味・読み・例文・類語
め‐ざまし【目覚】
- 〘 名詞 〙
- ① ( 古くは「めさまし」 ) 目をさますこと。また、目をさまさせるもの。ねむけざましとなるもの。
- ② 子どもが眠りからさめた時に与える菓子、玩具などの類。おめざまし。おめざ。
- [初出の実例]「目覚しに屁玉をねだる河童の子」(出典:雑俳・柳多留‐一〇八(1829))
- ③ 「めざましどけい(目覚時計)」の略。
- [初出の実例]「置時計にコロノメートル、フランスマクラ、眼覚し、押打等の種類あり」(出典:風俗画報‐一二五号(1896)人事門)
め‐ざめ【目覚】
め‐おぼえ【目覚】
- 〘 名詞 〙 見忘れないためのしるし。目じるし。また、見て覚えていること。見おぼえ。
- [初出の実例]「目覚ある慥な八重垣、皇子を魅すか奇怪者と」(出典:浄瑠璃・七小町(1727)二)