八重垣(読み)ヤエガキ

デジタル大辞泉 「八重垣」の意味・読み・例文・類語

やえ‐がき〔やへ‐〕【八重垣】

幾重にも巡らしたかきね。
八雲立つ出雲いづも―妻籠みに―作るその―を」〈・上・歌謡

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精選版 日本国語大辞典 「八重垣」の意味・読み・例文・類語

やえ‐がき やへ‥【八重垣】

〘名〙
① 幾重にも作った垣根。八つ垣。
古事記(712)上・歌謡「八雲立つ 出雲夜幣賀岐(ヤヘガキ) 妻ごみに 夜幣賀岐(ヤヘガキ)作る その夜幣賀岐(ヤヘガキ)を」
香木の名。分類伽羅(きゃら)香味は苦酸。六十一種名香一つ。〔建部隆勝香之筆記(香道秘伝所収)(1573)〕

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[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「八重垣」の解説

やえがき【八重垣】

兵庫の日本酒。酒名は、「古事記」に登場するスサノオノミコトが結婚の喜びをうたった歌「八雲立つ出雲やゑがきつま隠(ご)みにやゑがきつくるそのやゑがきを」に由来伝承技法を守り吟醸酒純米酒などを醸造。味わいは芳醇。平成4、5、12、13、17、25年度全国新酒鑑評会で金賞受賞。原料米は山田錦、五百万石など。仕込み水は林田川の伏流水蔵元の「ヤヱガキ酒造」は寛文6年(1666)創業。所在地は姫路市林田町六九谷。

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デジタル大辞泉プラス 「八重垣」の解説

八重垣

兵庫県、ヤヱガキ酒造株式会社の製造する日本酒。純米吟醸酒、純米酒、本醸造酒などがある。

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