ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「盲目着陸装置」の意味・わかりやすい解説 盲目着陸装置もうもくちゃくりくそうちblind landing unit; BLU 夜間または濃霧などで視界不良の場合に無線によって飛行機を誘導し,飛行場に着陸させる装置。現在広く用いられているものは計器着陸装置および地上誘導進入方式である。これらはいずれも,飛行機を地上から 25m程度の高さまで誘導し,その後は操縦士が目視によって飛行機を着陸させるものである。これに対して最終進入から接地,停止まで完全に自動的に行なわせるものを自動着陸装置といい,いくつかの方式が開発され,使用されている。滑走路上の視程ゼロ,雲高ゼロの状態での着陸なのでゼロゼロ着陸などともいうが,近年は盲目着陸という言葉はあまり使われなくなった。普通に計器進入とか計器着陸ということの方が多い。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by