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直助権兵衛 なおすけごんべえ

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

直助権兵衛 なおすけごんべえ

?-1721 江戸時代中期の悪党。
江戸深川万年町の医師中島隆碩(りゅうせき)(小山田庄左衛門)の使用人。享保(きょうほう)6年主(あるじ)を殺し金をうばう。名を直助から権兵衛とかえ逃走中に捕らえられ,同年7月26日処刑された。おなじ主殺しでおなじ日に処刑された権兵衛と区別するため,直助権兵衛とよばれた。講釈の「大岡政談」をはじめ,4代鶴屋南北(つるや-なんぼく)の「東海道四谷怪談」などで有名になった。

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書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

直助権兵衛

江戸前期の悪党。享保6(1721)年,深川万年町の医師中嶋隆碩の下男直助が,主人と一家の者を殺害して金を奪って逐電,権兵衛と変名して麹町の搗米屋に奉公しているところを召し捕られた。江戸市中引き回し,鋸引きの刑に晒されたうえ,7月26日品川で磔に処せられたが,この同じ日に日本橋通1丁目の田中近江の下男で権兵衛という男が,同じく主殺しの咎で処刑されたため,前者を区別して直助の権兵衛と呼んだという。この事件は,講釈の「大岡政談」に脚色されたほか,歌舞伎化された。また直助権兵衛の名は4代目鶴屋南北の「東海道四谷怪談」(1825)などにおける,凄みと愛嬌のある悪党の役名として人口に膾炙した。

(児玉竜一)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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