直納(読み)ジキノウ

デジタル大辞泉 「直納」の意味・読み・例文・類語

じき‐のう〔ヂキナフ〕【直納】

[名](スル)租税年貢その他、納めるべき金品を、人手を経ずに直接納めること。

ちょく‐のう〔‐ナフ〕【直納】

[名](スル)仲介者を経ることなく直接品物を納入すること。

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精選版 日本国語大辞典 「直納」の意味・読み・例文・類語

じき‐のうヂキナフ【直納】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 他を経ないで直接納めること。〔文明本節用集(室町中)〕
  3. 中世、荘園農民が地頭を経ないで直接に荘園領主に年貢を納めること。直納米。→直務(じきむ)
    1. [初出の実例]「停止承宣新儀之直納、如元家行・重綱等、可其沙汰之状」(出典東寺百合文書‐京・元仁二年(1225)四月二日・関東下知状案)

ちょく‐のう‥ナフ【直納】

  1. 〘 名詞 〙 直接納めること。特に、取次店などを通さずに、直接品物を納入すること。じきのう。

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