相中・相仲(読み)あいなか

精選版 日本国語大辞典 「相中・相仲」の意味・読み・例文・類語

あい‐なか あひ‥【相中・相仲】

〘名〙
中間途中
草枕(1906)〈夏目漱石〉三「人に死して、まだ牛にも馬にも生れ変らない途中はこんなであらう。いつ迄人と馬の相中に寝てゐたかわれは知らぬ」
② 気の合っている間柄。親しい間柄。親交。〔和英語林集成再版)(1872)〕
怪談牡丹燈籠(1884)〈三遊亭円朝〉二〇「其お国は〈略〉、夫婦の相中(アイナカ)を突(つっ)ついて仕様がないから」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報