相良布(読み)さがらめ

精選版 日本国語大辞典 「相良布」の意味・読み・例文・類語

さがら‐め【相良布】

〘名〙 海藻かじめ(搗布)」の異名
浄瑠璃出世景清(1685)三「手には取られぬ、桂男のああいぶりさは、いつあをのりもかだのりと、身のさがらめを莫告藻(なのりそ)や」

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デジタル大辞泉 「相良布」の意味・読み・例文・類語

さがら‐め【布】

静岡県駿河湾東面する相良地方に産する海藻カジメのこと。 春》
[補説]1990年代頃から環境変化によって枯渇藻場機能がなくなったところから、アワビ・イサキ・アジなどの漁獲量も激減している。

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