眇然(読み)びょうぜん

精選版 日本国語大辞典 「眇然」の意味・読み・例文・類語

びょう‐ぜん ベウ‥【眇然】

〘形動タリ〙 小さいさま。とるにたりないさま。微少なさま。
※宕陰存稿(1867)三・送安井仲平東游序「仲平飫肥人。眇然小丈夫、状寝陋甚」 〔古文真宝

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デジタル大辞泉 「眇然」の意味・読み・例文・類語

びょう‐ぜん〔ベウ‐〕【×眇然】

[ト・タル][文][形動タリ]小さいさま。取るに足りないさま。
一人の―たる小丈夫立てり」〈鴎外・ふた夜〉

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普及版 字通 「眇然」の読み・字形・画数・意味

【眇然】びよう(べう)ぜん

眇小。また、高遠。漢・王褒聖主賢臣を得るの頌〕何ぞ必ずしも偃(えんかう)信(くつしん)(屈伸)すること彭(ごと)く、(くきよ)呼すること(王)僑・(赤)(ともに古の仙人)の如く、眇然として俗をち世を離れんや。

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