(読み)スガメ

デジタル大辞泉の解説

すが‐め【×眇】

片目や斜視などの目。
意識的にひとみを片寄せた目。横目

びょう〔ベウ〕【×眇】

[ト・タル][文][形動タリ]非常に小さいさま。取るに足りないさま。
「元来(どだい)此(この)―たる人間の智力から割出したものは」〈魯庵社会百面相

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

すがめ【眇】

片方の目が細いこと。また、つぶれていること。
斜視。やぶにらみ。
ひとみを片方に寄せ、横目で見ること。 「卒都婆の方を-に見やりつつ/今昔 19

びょう【眇】

( 名 )
片方の目が不自由。独眼。
( トタル ) [文] 形動タリ 
わずかなさま。とるにたりないさま。 「 -たる此一身に取て此上こよなき栄誉と思ひます/火の柱 尚江

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

すが・む【眇】

[1] 〘自マ四〙
片目が細くなる。一方の目の開きが細くなる。また、片目が見えなくなる。
※今昔(1120頃か)九「其の後、元帝の一の目眇めり」
※評判記・嶋原集(1655)梅之部「野風 色青く、目(ま)あひすがみ」
② 一面に片寄っている。
※咄本・狂歌咄(1672)序「人はかたぎありきさまのすがみたらんこそあさましかるへけれ」
[2] 〘他マ下二〙 ⇒すがめる(眇)

すが‐め【眇】

〘名〙
斜視などの目。片目が細い目であること。また、片目が見えないこと。〔新撰字鏡(898‐901頃)〕
※平家(13C前)一「伊勢平氏はすがめなりけりとぞはやされける」
② 意識的に瞳を片寄せて見る目。転じて、盗み目。ながし目。
※今昔(1120頃か)一九「卒堵婆の方をすが目に見遣つつ」
[補注]「平家」例は、「眇(すがめ)」と「酢瓶(すがめ)」とを掛けた部分。→酢瓶(すがめ)

すが・める【眇】

〘他マ下一〙 すが・む 〘他マ下二〙 片目を細くする。片目を少し閉じてねらい見る。また斜視で横に見る。
※曾我物語(南北朝頃)九「祐成、こはしとおもへば、松明(たひまつ)すこし脇へまはし、眼をすこしすがめていたりけり」

びょう ベウ【眇】

[1] 〘名〙 片目。隻眼。斜視。〔易経‐履卦〕
[2] 〘形動タリ〙 小さいさま。わずかであるさま。また、とるに足りないさま。
※米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一「従来の駅站(ステーション)は眇たる児孫のみ」 〔漢書注‐武帝紀〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

適応障害

心理社会的なストレスがはっきりと認められ、情緒面や行動面に問題が生じるもの。職場の人間関係、夫婦間の葛藤を始め、親の離婚、子供の自立、失恋、身体疾患など、一過性のものから持続的なものまで、ストレス因子...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android