看坊(読み)カンボウ

デジタル大辞泉 「看坊」の意味・読み・例文・類語

かん‐ぼう〔‐バウ〕【看坊】

禅宗寺院で、留守居または後見をする僧。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「看坊」の意味・読み・例文・類語

かん‐ぼう‥バウ【看坊】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 禅宗、真宗などにおいて、寺院を監守する僧。また、留守居の僧。
    1. [初出の実例]「常に禅院の留守の僧をかんばうと云ふは文字如何。看坊(カンバウ)と書く也」(出典壒嚢鈔(1445‐46)二)
    2. 「かれ円寂の後、看坊をすゆるに」(出典:咄本・醒睡笑(1628)一)
  3. 監督者。後見人。特に同居の後見者。
    1. [初出の実例]「看防人者、其家に居候而、其家の政事を執行ふを云」(出典:例書‐六(古事類苑・政治六六))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android