新撰 芸能人物事典 明治~平成 「真境名由康」の解説
真境名 由康
マジキナ ユウコウ
- 職業
- 琉球舞踊家 琉球芸能家
- 専門
- 組踊
- 生年月日
- 明治22年 10月8日
- 出身地
- 沖縄県 那覇市
- 経歴
- 父の死後、7歳で那覇辻端道の「下の芝居」の俳優真境名由祚の養子となり、組踊「大川敵討」の若按司役で初舞台。18歳頃より玉城盛重に組踊と古典舞踊を師事。その後沖縄芝居の劇団・沖縄座、球陽座、中座に所属し、さらに潮会、珊瑚座、国民劇場を結成してその座長となり、沖縄芝居の主流として活躍した。また沖縄伝統組踊保存会会長も務め、昭和47年には“組踊”が国の重要無形文化財総合指定に認定された。多くの歌劇、史劇、舞踊を創作し、代表作に歌劇「伊江島ハンドーグゥー」、雑踊り「渡んじゃー」「糸満乙女」、舞踊劇「人盗人」など。
- 没年月日
- 昭和57年 2月2日 (1982年)
- 家族
- 養父=真境名 由祚(俳優)
出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報