真赭(読み)ますお

精選版 日本国語大辞典 「真赭」の意味・読み・例文・類語

ま‐すお ‥すほ【真赭】

夫木(1310頃)一一「秋ふかき霜より後のきくの色をかねてますほの尾花にぞみる〈鴨長明〉」

ま‐すほ【真赭】

ま‐そほ【真赭】

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「真赭」の意味・読み・例文・類語

ま‐そお〔‐そほ〕【真×赭】

赤い色の土。また、硫化水銀古名とも。そお。
「ま金吹く丹生にふの―の色に出て言はなくのみそが恋ふらくは」〈・三五六〇〉
赤い色。ますお。
「花すすき月の光にまがはまし深き―の色に染めずは」〈山家集・上〉

ま‐すお〔‐すほ〕【真×赭】

《「まそお」の音変化》「まそお(真赭)2」に同じ。
「―のすすき、まそほのすすきなどいふ事あり」〈徒然・一八八〉

ま‐そほ【真×赭】

まそお

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