最新 地学事典 「眼球構造」の解説
がんきゅうこうぞう
眼球構造
augen structure ,eyed structure
変形した片麻岩や花崗岩に典型的に発達する岩石構造の一つ。粗粒な長石(特にアルカリ長石)の斑状結晶で特徴づけられ,その周囲を細粒の石英や葉片状の雲母が取り巻いた構造。アルカリ長石は粒径数cmに及び,まれに10cm以上に達する例もある。既存の粗粒花崗岩がマイロナイト化を受け,丸みを帯びた粗粒なアルカリ長石のポーフィロクラストとして形成される場合のほか,アナテクシスで長石が斑状変晶として成長した場合にもでき,ミグマタイトの特徴的な構造の一つでもある。
執筆者:端山 好和・高木 秀雄
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

