着帯(読み)チャクタイ

デジタル大辞泉 「着帯」の意味・読み・例文・類語

ちゃく‐たい【着帯】

[名](スル)妊娠5か月目に妊婦腹帯岩田帯)を初めて着用すること。また、その祝いの儀式

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精選版 日本国語大辞典 「着帯」の意味・読み・例文・類語

ちゃく‐たい【着帯】

  1. 〘 名詞 〙 女性が懐妊して五か月目に、胎児を正常な位置に保つため、腹部に岩田帯(いわたおび)をしめること。また、その祝いの式。
    1. [初出の実例]「中宮〈略〉御懐妊当五ヶ月、仍有御着帯事、初度也」(出典山槐記‐治承二年(1178)六月二八日)
    2. 「中宮五月にて御帯賜御座て、六月二十八日吉日とて御着帯(ちゃくタイ)あり」(出典:源平盛衰記(14C前)九)

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