デジタル大辞泉 「瞻仰」の意味・読み・例文・類語 せん‐ぎょう〔‐ギヤウ〕【×瞻仰】 [名](スル)あおぎ見ること。見上げること。また、敬い慕うこと。せんごう。「世人のみな瞻仰するところである」 せん‐ごう〔‐ガウ〕【×瞻仰】 [名](スル)⇒せんぎょう(瞻仰) 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「瞻仰」の意味・読み・例文・類語 せん‐ぎょう‥ギャウ【瞻仰】 〘 名詞 〙① =せんごう(瞻仰)①[初出の実例]「現在の世界を背にして、ただ理想界のみを瞻仰すれば」(出典:現実暴露の悲哀(1908)〈長谷川天渓〉二)[その他の文献]〔詩経‐大雅・雲漢〕② =せんごう(瞻仰)②[初出の実例]「吾人は此の天の明命なる良心を以て見解を立るの根拠とし其の光明を藉りて宇宙人生の事実を照さば上帝の聖徳を瞻仰するを得べし」(出典:真理一斑(1884)〈植村正久〉五)「小栗は今や、万人から瞻仰(センギャウ)されるやうになった」(出典:普門院さん(1949)〈井伏鱒二〉)[その他の文献]〔晉書‐賈疋伝〕 せん‐ごう‥ガウ【瞻仰】 〘 名詞 〙 ( 「ごう」は「仰」の慣用音 )① あおぎみること。見上げること。せんぎょう。[初出の実例]「瞻二仰尊容一纏網尽、還疑自入二鷲峯中一」(出典:文華秀麗集(818)中・扈従梵釈寺〈淳和天皇〉)[その他の文献]〔法華経‐方便品〕② あおぎ尊ぶこと。敬い慕うこと。せんぎょう。[初出の実例]「大衆法を聞きて彌(いよいよ)歓喜瞻仰せん」(出典:新古今和歌集(1205)釈教・一九六七・詞書)[その他の文献]〔勝鬘経‐摂受章〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例