日本歴史地名大系 「矢俣八幡宮」の解説 矢俣八幡宮やまたはちまんぐう 佐賀県:三養基郡三根町南島村矢俣八幡宮[現在地名]三根町大字天建寺字南島南島(みなみじま)の北部に鎮座。祭神は応神天皇・神功皇后・比神。旧村社。元慶二年(八七八)創建説(→天建寺)もあるが、おそらく弘安・正応年間(一二七八―九三)納江氏によって筑後川のほとりに建立されたものと思われる。のち慶長年間(一五九六―一六一五)千栗土居(ちりくどい)築造のため現在地へ遷座。かつては毎年八月一二日、神水参として寺井(てらい)(現佐賀郡諸富町)沖に神幸があったが、第二次世界大戦中から当社でこの神事を行うようになった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by