矢場町
やばちよう
[現在地名]中区大須三丁目・栄三丁目
南大津町の南、南鍛冶屋町の西、三輪町の北、末広町の東に位置する。政秀寺・万年寺、永昌院(現松原二丁目)、若宮八幡社裏の各地子からなる町(府城志)。町号の由来は寛文八年(一六六八)三輪神社の境内に弓矢場が作られたためとされる(尾張志)。井戸水は良好、土は黒土・赤土・砂など。氏神は若宮八幡社(府城志)。明治四年(一八七一)勝鬘寺門前・慈雲庵門前を合併。
政秀寺は瑞雲山と号し、臨済宗妙心寺派。天文二二年(一五五三)信長が家臣平手政秀の菩提のため、僧沢彦を開山として小牧山の南に建立。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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