20世紀日本人名事典 「知切光歳」の解説 知切 光歳チギリ コウサイ 昭和期の劇作家,小説家 生年明治35(1902)年10月13日 没年昭和57(1982)年8月5日 出生地広島県呉市 経歴久保田万太郎、友松円諦に師事。昭和19年に、幕末の僧を描いた「宇都宮黙霖」を発表。戦後、放送ライターとしてNHKラジオ「光を掲げた人々」などを手がけた。32年には全日本仏教会代表としてビルマ、インドを巡歴。代表作に、史伝「日本の聖まんだら」、小説「玄奘三蔵」、戯曲「黙林三部作」「左義まつり」「邪宗門」があるほか、研究「天狗考」(3部)がある。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「知切光歳」の解説 知切光歳 ちぎり-こうさい 1902-1982 昭和時代の放送作家,小説家。明治35年10月13日生まれ。久保田万太郎に文学を,友松円諦(えんたい)に仏教をまなぶ。戦後はNHK専属ライターとなり,「落日の曲・平家物語」などラジオの放送台本を執筆した。昭和57年8月5日死去。79歳。広島県出身。著作に「玄奘(げんじょう)三蔵」「宇都宮黙霖(もくりん)」「天狗考」など。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例