落日(読み)ラクジツ

デジタル大辞泉 「落日」の意味・読み・例文・類語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「落日」の意味・読み・例文・類語

らく‐じつ【落日】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 沈もうとする太陽。夕日。いりひ。
    1. [初出の実例]「逐兎馬蹄承落日、追禽鷹翮払軽風」(出典凌雲集(814)春日遊猟日暮宿江頭亭子〈嵯峨天皇〉)
    2. 「落日の紅は、そめいろの山をうつして」(出典:光悦本謡曲・羽衣(1548頃))
    3. [その他の文献]〔謝霊運‐撰征賦〕
  3. 勢いの盛んだったものが、次第に衰えることのたとえ。落ち目。
    1. [初出の実例]「旭日のアメリカのオウヨウさと、落日のイギリスのアセリを」(出典:日本のむこ殿(1955)〈読売新聞社会部〉石油)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「落日」の読み・字形・画数・意味

【落日】らくじつ

夕日。宋・軾〔虔州八境図、八首、二〕詩 濤頭寂を打つてる 貢臺靄(ぼあい)し 客登臨して、無限の思ひ 日、是れ長安

字通「落」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android