知覧特攻平和会館(読み)ちらんとっこうへいわかいかん

共同通信ニュース用語解説 「知覧特攻平和会館」の解説

知覧特攻平和会館

日本軍で採用された特攻作戦を伝える施設。1987年に開館した。鹿児島県知覧町(現南九州市)の旧陸軍知覧飛行場からは、太平洋戦争末期の沖縄戦で、多くの特攻隊員が飛び立った。出撃した隊員の遺影や家族に残した手紙といった遺品に加え、海軍零式艦上戦闘機(ゼロ戦)や、知覧からの特攻に用いられた陸軍の一式戦闘機なども展示されている。語り部講話もあり、平和学習として多くの修学旅行生も訪れる。2022年度は約30万人が来場した。

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日本の美術館・博物館INDEX 「知覧特攻平和会館」の解説

ちらんとっこうへいわかいかん 【知覧特攻平和会館】

鹿児島県南九州市にある歴史博物館。昭和60年(1985)創立。旧陸軍特攻基地飛行場跡に開設。戦死した特攻隊員1036名の遺品や遺書などのほか、日本に1機しか現存しない三式戦闘機飛燕を収蔵・展示する。
URL:http://www.chiran-tokkou.jp/
住所:〒897-0302 鹿児島県南九州市知覧町郡17881
電話:0993-83-2525

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