旧日本軍による、爆弾を抱えた航空機や潜水艇で米軍などの艦艇に体当たりする決死の攻撃作戦。戦況が悪化した太平洋戦争末期に陸海軍が部隊を編成し、最初の航空特攻は1944年10月、フィリピンで海軍の神風特別攻撃隊が実行した。人間魚雷「回天」や特攻艇「震洋」も作戦に使われた。特攻隊戦没者慰霊顕彰会(東京)の近年のまとめによると、特攻戦死者数は6371人(海軍4146人、陸軍2225人)。
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…第2次大戦中,旧日本陸海軍において,爆薬を装着した飛行機,潜航艇,舟艇などによって敵艦船などに必死の体当り攻撃を行う要員をもって特別に編成した部隊。特攻隊と略す。またこの攻撃を特攻といい,命中率をよくし,大きな破壊威力を発揮するのがねらいであった。…
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