デジタル大辞泉
「石榴鼻」の意味・読み・例文・類語
ざくろ‐ばな【▽石×榴鼻】
鼻の頭が赤くなり、毛穴が広がってぶつぶつふくれ、ザクロの実のように見えるもの。酒をよく飲む人に多くみられる。酒皶。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ざくろ‐ばな【石榴鼻】
- 〘 名詞 〙 鼻の頭が赤くふくれ、ぶつぶつで、石榴の実を割ったように見えるもの。皮膚の毛細血管が拡張、潮紅し、毛穴が広がってにきびのようになり、重症の場合は大小のかたまりができる。酒を飲む人に多い。酒鼻(ささばな)。酒皶(しゅさ)。酒皶鼻(しゅさび)。あかはな。にきみばな。
- [初出の実例]「古の痤(にきび)出づらんざくろばな
屑(こけらくづ)ともなりにけるかな」(出典:仮名草子・仁勢物語(1639‐40頃)下)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の石榴鼻の言及
【鼻】より
…また,普賢菩薩の乗る象のように長くて先が赤い鼻の女性(《源氏物語》末摘花)もいるが,イギリスの俚言(りげん)には〈娘の赤鼻は恋している証拠〉ともあり,シェークスピア《ヘンリー4世》のバードルフのようにいつも鼻先でお祭騒ぎをして花火を燃している男もいる。この〈ざくろ鼻〉ともいう赤鼻は飲酒にも関係するので酒皶と称する。 人相学は鼻頭を〈準(せつ)〉といい,準に異常を見れば男性性器の病があるとしたり,鼻全体の形状から陰茎を推し量ったりする。…
※「石榴鼻」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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