日本歴史地名大系 「石清水八幡神社」の解説 石清水八幡神社いわしみずはちまんじんじや 香川県:大川郡白鳥町入野山村石清水八幡神社[現在地名]白鳥町入野山湊(みなと)川の上流、南谷(みなみだに)川・北谷川の合流地に鎮座する。下山(しもやま)八幡・入野山(にゆうのやま)八幡とも称する。祭神誉田別命・足仲彦命・息長足姫命。旧村社。清和天皇のときに山城石清水八幡宮に役夫として徴された佐助という者が勧請したという(全讃史)。もと入野(にゆうのや)郷総鎮守で、永享六年(一四三四)に大般若経が寄進された(御領分中宮由来)。「香川県神社誌」によると、寛永五年(一六二八)氏子のうち大谷(おおたに)村・水主(みずし)村笠松(かさまつ)(現大内町)、入野山村上山(かみやま)・同大楢(おおなら)は遠隔地のため、それぞれ分霊を移したという。大谷には石清水神社、上山・大楢には八幡神社がある。慶長四年(一五九九)の棟札が残り、導師恵海・政所七郎衛門の名が記されている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報