コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

石走る イワバシル

デジタル大辞泉の解説

いわ‐ばし・る〔いは‐〕【石走る】

[動ラ四]岩の上や間を水が激しく流れる。水が岩に当たってしぶきをあげる。
「―・りたぎち流るる泊瀬川(はつせがは)絶ゆることなくまたも来て見む」〈・九九一〉

いわ‐ばしる【石走る】[枕詞]

[枕]
岩で水がとびちる意から「垂水(たるみ)」にかかる。
「―垂水の上のさわらびの」〈・一四一八〉
「近江(あふみ)」「神奈備山(かんなびやま)」などにかかる。
「―近江の国の楽浪(ささなみ)の」〈・二九〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

いわばしる【石走る】

( 動四 )
水が岩にぶつかってしぶきをあげながら流れる。 「 - ・り激たぎち流るる泊瀬川/万葉集 991

いわばしる【石走る】

( 枕詞 )
水が激しく岩にあたって砕ける意で、「滝」「垂水たるみ」にかかる。 「 -滝もとどろに鳴く蟬の/万葉集 3617」 「 -垂水の水の/万葉集 3025
地名「近江」にかかる。かかり方未詳。 「 -近江の国の楽浪ささなみの大津の宮に/万葉集 29

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

石走るの関連キーワード萌え出づ神奈備山万葉集垂水山下近江

今日のキーワード

天網恢恢疎にして漏らさず

《「老子」73章から》天の張る網は、広くて一見目が粗いようであるが、悪人を網の目から漏らすことはない。悪事を行えば必ず捕らえられ、天罰をこうむるということ。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

石走るの関連情報