硬膜外腔(読み)コウマクガイクウ

デジタル大辞泉 「硬膜外腔」の意味・読み・例文・類語

こうまくがい‐くう〔カウマクグワイ‐〕【硬膜外×腔】

脊髄を覆う硬膜とその外側を囲む脊柱管の間にある空間。また、頭蓋骨と硬膜の間にある隙間硬膜上腔
[補説]硬膜は内層と外層の2層構造になっている。脊髄では、硬膜の外層が骨膜として脊柱管の内側をおおい、内層が脊髄を袋状に包んでいる。狭義に、この内層を脊髄硬膜と呼ぶ。脊髄の硬膜外腔は、硬膜の外層(骨膜)と内層(狭義の脊髄硬膜)の間にある空間で、静脈が張り巡らされた脂肪組織で満たされている。一方、脳では、硬膜の内層と外層が、一部を除いて密着している。脳の硬膜外腔は、その外側にあるわずかな間隙で、リンパ液や脂肪組織がある。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 リンパ液

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む