硯田(読み)ケンデン

デジタル大辞泉 「硯田」の意味・読み・例文・類語

けん‐でん【×硯田/研田】

文士などが生活のために物を書くのに用いるすずりを、農民が耕作する田にたとえていう語。「筆耕―」

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精選版 日本国語大辞典 「硯田」の意味・読み・例文・類語

けん‐でん【硯田・研田】

  1. 〘 名詞 〙(すずり)農夫が生活のために耕作する田にたとえていう語。文筆で生活すること。生活のたよりとする著作
    1. [初出の実例]「比屋の人芸圃に遊び、硯田を耕し」(出典:地蔵菩薩霊験記(16C後)一四)
    2. [その他の文献]〔唐庚‐次泊頭詩〕

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普及版 字通 「硯田」の読み・字形・画数・意味

【硯田】けんでん

文筆でくらしをたてる。宋・軾〔孔毅父の、久旱已みて甚雨すに次韻す、三首、一〕詩 我が生に田無し、破硯に(やしな)はる 爾來(じらい)硯枯れて、き出ださず

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