碓氷貞光(読み)うすい さだみつ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「碓氷貞光」の解説

碓氷貞光 うすい-さだみつ

954-1021 平安時代中期の武人
天暦(てんりゃく)8年生まれ。源頼光の四天王のひとり。伝説では頼光にしたがって丹波大江山の盗賊酒呑童子(しゅてんどうじ)を討ったという。治安(じあん)元年9月死去。68歳。上野(こうずけ)(群馬県)出身。初名は貞通。通称は荒太郎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の碓氷貞光の言及

【四天王物】より

…人形浄瑠璃,歌舞伎狂言,歌舞伎舞踊の一系統。史書というより小説に近い軍記《前太平記》41巻(1681ころ)に背景や登場人物(〈世界〉)を求める〈前太平記物〉は,源頼光とその四天王(渡辺綱,坂田金(公)時,碓氷貞光(うすいのさだみつ),卜部季武(うらべのすえたけ)の4人の家来)の武勇伝と,反逆者平将門の遺児相馬太郎良門,滝夜叉の復讐や藤原純友の残党伊賀寿太郎らの反逆を素材にしたものとに大別できる。このうち,四天王物は前者を題材とした作品群である。…

※「碓氷貞光」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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