碩徳(読み)セキトク

精選版 日本国語大辞典 「碩徳」の意味・読み・例文・類語

せき‐とく【碩徳】

  1. 〘 名詞 〙 徳の高い人。高徳の人。学徳ともにすぐれた僧にいうことが多い。
    1. [初出の実例]「碩徳肩随、群賢目撃」(出典:菅家文草(900頃)七・顕揚大戒論序)
    2. 「内外典にわたり、智者碩徳(セキトク)の物がたりをも」(出典仮名草子・あだ物語(1640)上)
    3. [その他の文献]〔晉書‐索襲伝〕

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普及版 字通 「碩徳」の読み・字形・画数・意味

【碩徳】せきとく

大徳。〔晋書、索襲伝〕索は~敦煌(とんくわう)の人なり。~敦煌の太守陰澹、奇として(いた)り、日を經て反(かへ)るをる。出でてじて曰く、索先生、碩名儒、眞に以て大義(はか)るべしと。

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