磁気熱量効果(読み)ジキネツリョウコウカ(その他表記)magnetocaloric effect

デジタル大辞泉 「磁気熱量効果」の意味・読み・例文・類語

じきねつりょう‐こうか〔ジキネツリヤウカウクワ〕【磁気熱量効果】

自発磁化増加に伴う磁気熱効果。強磁場に置かれたキュリー温度以上の強磁性体および常磁性体にみられる。磁性体に磁場を印加すると電子スピンが磁場方向に揃い、エントロピーが減少して発熱する。また、磁場を素早く取り除くと吸熱状態になり、磁性体の温度が低下する。磁気冷却はこの効果を用いたもの。MCE(magnetocaloric effect)。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

法則の辞典 「磁気熱量効果」の解説

磁気熱量効果【magnetocaloric effect】

磁性体に磁場を加えて,温度の変化が認められるが,そのうち温度下降が認められる場合を主にこう呼んでいる,断熱消磁磁気冷凍はこの応用である.

出典 朝倉書店法則の辞典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む