磯崎浦(読み)いさきうら

日本歴史地名大系 「磯崎浦」の解説

磯崎浦
いさきうら

[現在地名]保内町磯崎

佐田岬さだみさき半島基部の伊予灘に面する漁村。現保内町の北東部を占める。東に天が森(三八八メートル)、南に銅が鳴どうがなる(七六七メートル)があり、河原川・夢永むえい川沿いに平地が開けている。東は大洲藩領、西は喜木津ききつ浦に接する。宇和島藩領。慶安元年伊予国知行高郷村数帳(一六四八)宇和郡の項に「磯崎浦 茅山有」とある。

大成郡録」に記された太閤検地の村高は四四二石、耕地面積の比率は田五二パーセント、畑四八パーセントであったが、寛文検地では村高五九一石二斗七合四勺、田三六パーセント、畑六四パーセントとなり、段畑の開発が進んだことがわかる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android