社会的多元論(読み)しゃかいてきたげんろん(その他表記)social pluralism

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「社会的多元論」の意味・わかりやすい解説

社会的多元論
しゃかいてきたげんろん
social pluralism

社会はそれぞれ独自の構造と機能とをもった下位社会,集団によって構成される錯綜した複合的秩序,組織であり,単一の集団や原理に還元しうるものではなく,その社会変動も,下位原理の相互作用の複雑な交錯のなかから導き出されるものであると考える立場。社会的一元論に対置する。すなわち社会の制度的,組織的形成が一定の一元的な統一性を保ち,単一的原理によって支配され,したがって,その単一的原理に基底還元される仕方でその社会の構造と機能が説明される,という考え方を拒否する社会論である。

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