神争い(読み)カミアラソイ

世界大百科事典 第2版の解説

かみあらそい【神争い】

二柱の神の間に起こった争いを説く話。日光山赤城山の神が,領地をめぐって戦った話は著名である。ほかにも山と山とが,高さや美しさを競うものなどがある。この種の話は,朝夕これらの山々を,実際に仰ぎ見て暮らす人々によって生み出され,かつ,伝承されてきたのであろう。かつて人々は,それぞれの土地固有の氏神を崇拝していたが,交通が開けるに従い,他郷の偉大な神の存在を知るようになる。それは人々に,驚きと動揺をもたらしたものと思われる。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

夏至

二十四節気の一つであるが,二至 (夏至,冬至) ,二分 (春分,秋分) の四季の中央におかれた中気。夏至は太陰太陽暦の5月中 (5月の後半) のことで,太陽の黄経が 90°に達した日 (太陽暦の6月 ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

神争いの関連情報