二柱の神の間に起こった争いを説く話。日光山と赤城山の神が,領地をめぐって戦った話は著名である。ほかにも山と山とが,高さや美しさを競うものなどがある。この種の話は,朝夕これらの山々を,実際に仰ぎ見て暮らす人々によって生み出され,かつ,伝承されてきたのであろう。かつて人々は,それぞれの土地固有の氏神を崇拝していたが,交通が開けるに従い,他郷の偉大な神の存在を知るようになる。それは人々に,驚きと動揺をもたらしたものと思われる。神争いの説話は,こうした人々の動揺,つまり,信仰圏どうしの争いによって生じたと考えられる。しかし,神の不仲の理由はしだいに,史実やまつられる人物に求められるようになる。たとえば,蘇我入鹿をまつる山に,藤原鎌足を連想させる鎌を持って登るとたたりがある,とするのはこの例である。
執筆者:粂 智子
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
《モスクワに遠征したナポレオンが、冬の寒さと雪が原因で敗れたところから》冬の厳しい寒さをいう語。また、寒くて厳しい冬のこと。「冬将軍の訪れ」《季 冬》...
1/16 デジタル大辞泉プラスを更新
1/16 デジタル大辞泉を更新
12/10 小学館の図鑑NEO[新版]魚を追加
10/17 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典を更新
8/22 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新