神家町
じんかまち
[現在地名]滑川市神家町
北流する中川の西岸、橋場町の南に位置する両側町。中世の河南庄の地鎮(現在の河南神社)の鎮座する所といわれ、古くは神家町と称していたが、天保期(一八三〇―四四)以来再三にわたり火災が生じたのは神の祟りだとし、安政年間(一八五四―六〇)に順家町と改めたという(滑川町誌)。天明三年(一七八三)の滑川町惣絵図(田村家蔵)に神家とみえ、川浦川や寺家川が当町を取巻くように流れて中川に合流し、一帯には家屋が密集している。家数は元和元年(一六一五)に二五(「松村記録」滑川町誌)、天保一二年の滑川町見取絵図(滑川市立博物館蔵)では一一三。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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