デジタル大辞泉
「神幸」の意味・読み・例文・類語
しん‐こう〔‐カウ〕【神幸】
《「じんこう」とも》
1 祭事や遷宮などのとき、神体がその鎮座する神社から他所へ赴くこと。「神幸祭」
2 神が臨行すること。
「―に恐れを成し奉る」〈太平記・三九〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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しん‐こう‥カウ【神幸・神行】
- 〘 名詞 〙 ( 「じんこう」とも )
- ① 神がお出かけになること。神の臨行。
- [初出の実例]「随身十人有といへども、態御先をばおはず、神幸(ジンカウ)に恐を成し奉る故也」(出典:太平記(14C後)三九)
- ② 遷宮、または祭礼に際し、神体が新殿、または御旅所に渡御すること。
- [初出の実例]「公卿本の様に座につきて、次第に神行にしたがふ」(出典:さかき葉の日記(1366))
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の神幸の言及
【神幸祭】より
…渡御祭とかお旅とかお出でともいい,本社に帰るのをとくに還幸祭などともいう。日本の祭りは,神霊の出現を待ってその招迎と鎮送を基本とするので,おのずから神迎えと神送りの儀礼を伴うものが多いが,神霊の動座そのものを神威の顕現形式としてとくに重んじる場合にこれを神幸祭という。神幸とは神の幸御または御幸の意。…
※「神幸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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